ReMORIの暮らし
谷田 真吾さん
個人事業主/CoMORI会長
44歳
林業歴:7年
JA職員から林業経営者へ
林業をする前は、JAで約20年間勤めてきました。配属がガソリンスタンドだったため、休日やお盆なども休むことができませんでした。親戚の集まりなどにも、ゆっくりできないような日々でした。そんな時に自営で林業をしている人が、休日を自分で決めたり雨の日はゆっくりしたりしているように見え、単純に羨ましいなあと思ったのがこの世界に入った理由です。
山での怪我を乗り越えて、自分のペースで山と向き合う
林業の仕事は命がけというイメージが多いと思います。実際、自分も山でかなり大きな怪我をしてしまいました。だからこそ言えるのですが、自分のペースですることも大切だと思います。事故をして怪我をしてしまえば意味がありません
怖さがないといえばウソになりますが、これが自分の生業と決めて、コツコツと仕事に取り組むと決めました。といいつつもサラリーマン時代の習慣で最初の頃は、朝から夕方17時くらいまで働かなくてはと思ってがむしゃらに頑張っていましたが、最近は夏の暑い日などは、早くから仕事をして15時ぐらいには片づけても良いかなと思ってきました。
週末は、とにかく家族のために
子どもは、双子の高校生と小学6年生で男の子3人。自分の中で決めていることは、週末は家族のために過ごすこと。コロナの前は、部活の応援などに行くことも多かったですね。今はだいぶ大きくなった子供たちですが、小学生の子を寝かせるのも自分の仕事です。マッサージをしていたら寝入るので、とてもかわいいですね。
自分の休みは、雨の日ですね。雨の日の前日は、深酒をして自分にご褒美。そして翌日は自分の好きなことをしてのんびり過ごしています。
林業の仕事の仕方もたくさんあるので、自分に合った仕事をみつけて
自分は、伐採の仕事を選びましたが、林業の仕事にはほかにも、植林や間伐、製材の仕事など様々な職種がありますので自分にあった仕事を見つけてほしいと思います。
自分は今一人で仕事をしていますが、助けてもらうことも多いので、田舎で暮らすためには協調性も必要です。 それなりに覚悟を決めて来てくださるとうれしいですね。
- 谷田さんの一日