ReMORIの暮らし

角金 玄さん
ゆすはら地域おこし協力隊
31歳/青森県出身
2020年移住
森林の神秘と美しい街並みに惹かれて
もともと登山やサイクリングなどで山へ遊びに行くことが多く、自然の持つ神秘的な力を何度も体験していたので「森に囲まれた自然豊かな町でのんびり穏やかに暮らしたい」と数年前から思っていました。
当時は、移住先を探すために全国のさまざまな自治体のホームページを見ていたのですが、偶然『ゆすはら暮らふと』という梼原町移住者向けサイトを見つけることができました。「行政っぽくないクオリティだ」と僕の心を掴み梼原町に興味を抱くようになりました。

長閑な時間が流れる町
実際に梼原町を訪れたときには、移住定住コーディネーターの片岡さんというかなりダンディーな方が親切に町内を案内してくれました。
小さな町ながら世界的建築家、隈研吾さんが設計した美しい建造物とその建造物に調和した美しい街並みにすっかり魅了されました。僕の理想とする長閑な時間が流れていることを肌で感じこの地で暮らしたいと思い梼原町への移住を決めました。

梼原森林の文化創造推進課での仕事
本年、梼原町では森林の文化創造推進課が立ち上がりました。この課は町が中心となり高知県や企業、森林関係者など様々な専門家が力を合わせて、森林再生プロジェクトに取り組んでいます。私もこちらで働かせていただいており森林について勉強の日々です。この町は森林と深く関わってきた歴史があり優れた林業技術者もいます。しかしながら森林で生計をたてることが年々厳しくなっています。
この現状を食い止め、さらに未来に向かって森林の活用の幅を広げ林業技術者を確保することで豊かな森林づくりによる持続可能な社会を実現したいと考えています。今は、町の人たちの思いも大切に未来に拓けた興業に向けて自分に何ができるかを探る日々です。


森林を知るための現場実習
主な仕事は企画や事務系なのですが「やはり森林を知らなくては始まらない」ということで、令和2年8月から現場研修に行っています。体力的にはきついですが想像以上に楽しくて、やはり山で働いている人はカッコいいですね。山が好きな方ならきっとロマンや、やりがいを感じるのではないでしょうか?
実習は川上周一さんと、息子さんの川上政志さんの元で学んでいます。周一さんは70歳を越えているとは思えない機敏な動きで、急な斜面を上り下りして行きます。森林の仕事は安全第一ですから、厳しく安全について叩き込まれています。現在、刈払機取扱作業者やチェーンソーによる伐木造材等の資格の他、森林インストラクターも取得中です。また航空レーザについても学び、ReMORIの活動に貢献したいと考えています。

森と川を眺めて
梼原町での暮らしで最も好きな時間の一つが夕方に森と川を眺める黄昏時。 仕事が終わって夕食までのひととき、歩いてすぐのところにある沈下橋まで散歩をしたり川辺に座ったりしながら、とりとめもなく考えたり考えなかったり…。一日をリセットできる大切で贅沢な時間です。
野菜作り、サイクリング、登山に釣り
もともと登山やサイクリングが趣味でしたが最近は釣りを教えてもらいました。また家の前にある畑でも季節の野菜を植えています。帰宅したらまず畑仕事が日課。自分で作った野菜は、もっぱら炒めるだけですが美味しさが違います。夕食後は、読書や映画を楽しんでいます。テレビは特においていませんがパソコンで何でもできるので不自由なく暮らすことができます。ここに来るまではとても忙しい日々でしたので、自分のペースをつかんで過ごせることに幸せを感じています。


人の温かさに守られて
梼原町は街道沿いのまちで、旅人をおもてなしするというスピリットがあり、皆さん本当に心が温かいです。高知県ですが冬はとても寒さも厳しく地域で協力し合うという風潮があるのかもしれません。
私が住んでいる集落の方も気にかけてくださっています。お野菜もよくいただきますし、気が付けば家の前で1時間以上話し込んでいることもあります。豊かな自然の中でのんびりと暮らしたいという私の希望は、ここで叶えられています。これからは犬や山羊・鶏なども飼ってみたいと思っています。

本とドライブ
梼原町にはとても素晴らしい図書館があります。休日はドライブをしたり図書館で過ごしたり。たまには温泉に行ったりしています。この町はとても施設が充実しています。

角金さんの一日
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平日
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ある日の休日
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りもりの住人
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PEOPLE
高知県梼原町では、私たちと一緒に、
未来の森林づくりをしてくれる仲間を募集しています。